スプリング・ピアノ・コンサート vol.44


浜松SPCピアノ・ワークス主宰・指導 田中惠子
開催日時

2013年3月31日(日)
午後1時30分開演 [1時開場]

場  所

アクトシティ浜松音楽工房ホール

入場無料

主  催

田中惠子主宰 浜松SPCピアノ・ワークス

後  援

浜松市/浜松市教育委員会/公益財団法人浜松市文化振興財団/(株)ヤマハミュージック東海 浜松店/カワイ音楽教育研究会/中日新聞東海本社/静岡新聞社・静岡放送/静岡新聞 びぶれ/K-MIX/FMHaro!/ケーブル・ウィンディ

開催日時:2013年3月31日(日)13時30分開演 [13時開場]
場  所:アクトシティ浜松音楽工房ホール
入場無料
主  催:田中惠子主宰 浜松SPCピアノ・ワークス
後  援:浜松市/浜松市教育委員会/
     公益財団法人浜松市文化振興財団
     (株)ヤマハミュージック東海 浜松店/カワイ音楽教育研究会
    中日新聞東海本社/静岡新聞社・静岡放送/静岡新聞 びぶれ
    K-MIX/Fm Haro!/ケーブル・ウィンディ
!

ご挨拶

プログラム

私と生徒たち
「44回も続いているなんてすごいですね・・・」とおっしゃってくださる方たちが近頃増えました。ごく当たり前に音楽を好きになってくれた生徒たちと共に歩んできた道のりなのですが、この文章を書きながら、そのたくさんの時間を振り返ってみますと、私自身も感無量の想いです。浜松で生徒たちと出会って、その生徒たちと浜松に根付いて 四十数年。仕事を持ち、母になりと、それぞれの人生を歩みながら、 暮らしの中に常にピアノを愛し、音楽を愛する生徒たちは私の誇りに なっています。
どの生徒たちも一日24時間の中で、ゆったりとピアノに向かっているというような人は一人もいません。むしろ、どんなにしても、なかなかその時間に向かうことのできない仕事盛りの人たちばかりです。ですのに、春に自分自身の発表をするこの時を、生徒たちは捨てようとしたことがありません。そしてごく自然に、生徒たちの子供も一緒にピアノに 親しんでくれるようになりました。私が、その様々な年令を指導していて思う事は、幼少中の生徒たちは、成人した大人たちと共にピアノを 発表することで、大変豊かになり、一方大人の生徒たちは、自分たちの後輩になる子供たちによって、非常に柔らかな気持ちになってくるという、とてもいいピアノのグループになってまいりました。自然にそのようになってきたグループなのですが、生徒たちは大変に仲良く、信頼し合い、滅多に会えなくても、会うと昨日会ったような話の続きを夢中でしております。ピアノを毎年互いに春に発表をするということを心に抱えて、それぞれの一年を一生懸命生きているから成り立つ空気ではな いかと思えております。
今年は、ゲストに「いそべとし記念男声合唱団」が歌ってくださいます。このスプリングピアノコンサート「春いちばん」のために選曲し、スプリングの幼い子のために子供の歌を入れてくださっているように思いました。年令が70
80代の方々十数人が中心となっていらっしゃいますが、音楽というのは不思議なもので、SPCの幼い子供たちも、合唱 団の皆さまも、もっと広げて世界中の皆さまも、音楽をする、音楽を聴くということは全く年齢ではなく、その人の人生、その人の想いを表すことではないかと強く思っております。
今年もたちまち春になりました。皆さま、お忙しいこの春にお出掛け下さり、心から感謝を申し上げます。この文章を書いておりますとき、ふとガラス窓の向こうを見ました ら、窓の白梅の枝に栗鼠がおりました。そして、ひよどりも来ていました。鶯まで4羽止まっていました。みんな梅の花をつついていました。なんだかとても不思議な気持ちです。

浜松SPC 指導・主宰 田中惠子



なぜそんなにピアノが長く続くのか、尋ねられることがあります。

もちろん好きだけれど、それでも周囲の人と同じく優先すべき仕事や学校、家庭を持っています。答えを探してみるとそれは、SPCでピアノに向き合う姿勢が生活に反映し、それがまたピアノに表れ・・・と、ピアノも生活も全て自分を通してつながっているからではないかと感じます。学校での出来事を話したり、職場のことを相談したり、時にはお庭で花を摘ませてもらったりしながらのレッスンは、私たちにとって普段の生活を一歩離れたところから見つめ直す貴重な時間です。田中先生はピアノに向かうだけがレッスンではないと常々おっしゃいます。話をするなかで、あるいはお庭で無意識にする表情を受け止めて、一人一人に対して指導をしてくださいます。
そしてふと気付くと、聴きにきて下さる方々や想いを寄せて下さる方々に見守られて、このスプリング・ピアノ・コンサートを迎える自分と仲間たちの姿があります。
本日はお忙しい中をお出かけ下さいましてありがとうございます。
春の新鮮な空気のようなひと時となりますよう、心を込めて弾かせていただきます。

浜松SPCピアノ・ワークス 生徒 近藤英子

Piano ピアノ

C.ドビュッシイ

/ グラドウス・アトパルナッスム博士(「子供の領分」より)
ゴリウオーグのケークウオーク(「子供の領分」より)

J.シベリウス

/ つりがね草Op.85・5

J.S.バッハ

/ ジーグ(フランス組曲第6番BWV.817より)

F.プーランク

/ 即興曲3番

F.リスト

/ 泉のほとりで(巡礼の年第1年「スイス」より)

O.レスピーギ

/ ロマンス[四手連弾]

M.ラヴェル

/ 妖精の園[四手連弾](「マリール・ロア」より)

ゲストコーナー

いそべとし記念男声合唱団
指揮-須賀敬一 ピアノ-永井博子


〈いそべとし抒情曲〉
時無草
林のなか
松の花


〈高田三郎作品〉
風が
不来方の
くちなし


〈いそべとしこどもの世界〉
びわ
たなをつくりましょう
やまあらし


ほか

スペシャルコーナー[スライド付]

作曲/内田勝人 詞・曲/村上康成絵
四手連弾のための組曲「動物たちの夢」より


かあさんはどこ(キタキツネの夢)
遠くの遠く(キリンの夢)
星空のかなたで(こネコの夢)
いつでも夢はクリスマス(トナカイの夢)

風になりたい(リスの夢)
いろんな色がみてみたい(モグラの夢)
四手連弾のための組曲「海の風景」より
海をわたるアルバトロス
海の子守歌
ラッコのみた夢
桜貝のはなし
飛び魚たちの踊り
月の光と青い海