スプリング・ピアノ・コンサート vol.47


浜松SPCピアノ・ワークス主宰・指導 田中惠子
開催日時

2016年4月3日(日)
午後1時30分開演 [1時開場]

場  所

アクトシティ浜松音楽工房ホール

入場無料

主  催

田中惠子主宰 浜松SPCピアノ・ワークス

後  援

浜松市/浜松市教育委員会/公益財団法人浜松市文化振興財団/中日新聞東海本社/静岡新聞社・静岡放送/静岡新聞 びぶれ
(株)ヤマハミュージックリテイリング浜松店/FM
Haro!

開催日時:2016年4月3日(日)午後1時30分開演 [1時開場]
場  所:アクトシティ浜松音楽工房ホール
入場無料
主  催:田中惠子主宰 浜松SPCピアノ・ワークス
後  援:浜松市/浜松市教育委員会/公益財団法人浜松市文化振興財団

     中日新聞東海本社/静岡新聞社・静岡放送/静岡新聞 びぶれ  
     (株)ヤマハミュージックリテイリング浜松店/ FM Haro!

プログラム

vol.47の〈春いちばん〉には・・・

今年、2月に私と生徒達は思いがけなく光栄なご招待状を浜松交響楽団から頂きました。それは、3月6日に浜松交響楽団創立40周年記念式典で、私ども浜松SPCピアノ・ワークスが感謝状を頂けるというお知らせでした。まだ、元理事長宮澤廣先生、現理事長田村滋治さんのお二人を存じ上げない時から、幼い生徒達、成人した生徒達をオーケストラの定期演奏会に連れてまいりました。楽器の種類を教えたかったことと、それぞれの楽器の出す音色の異いを知らせたいと思いましたことと、作曲家によっては、ピアノ曲を弾いていてオーケストラのイメージを感じることも大切と思っておりましたので。そのオーケストラは浜松交響楽団でした。団員の方達の仕事を終えられてからの練習、本番の演奏にかける情熱がステージからせまってくる魅力に惹かれました。そして、私も、浜響の首席奏者でいらっしゃる方々の木村英道さん(ヴァイオリン)・神農清さん(チェロ)・中林尚子さん(フルート)・美和雅樹さん(クラリネット)・村瀬正巳さん(オーボエ)とご一緒に演奏させていただいたことも懐かしく、SPCの大切な歴史の一つとなっておりました。
浜松SPCの特別顧問を故宮澤廣先生にお願いし、顧問を田村滋治さんにお願いしてまいりましたことと全てがごく自然の流れとなってひとつになり、その中で生徒達はオーケストラが身近なものとなっていったと思っております。今、我が家のせまい庭には昨年植えたばかりの細い木瓜の若木に初めて明るい紅色の花が一輪咲いてくれています。寒さに耐えて春に咲きだす花々、それは道端に見落とすほどに小さく白く咲くハコベの花から始まって柔らかい雑草からもいつも私は元気をもらいます。
皆さま、お忙しい春の時間にお出かけくださいまして本当に有り難うございます。和やかな時間となりますよう願っております。

浜松SPC 指導・主宰 田中惠子

Piano ピアノ

R.カリムリン

/ Moscow/New York
「Cities of the world」より

C.ドビュッシー

水に写る影

W.A.モーツァルト

ソナタ第一楽章 KV.283

G.F.ヘンデル

前奏曲

6手連弾
W.F.E.バッハ

/ DAS DREYBLATT

4手連弾

W.A.モーツァルト

セレナーデ
“アイネ クライネ ナハトムジーク”KV.525

4手連弾
M.ラヴェル

親指小僧「マ・メール・ロワ」より

ほか

スペシャル・コーナー[スライド・詩朗読付]

エリック・サティ 「子供の音楽集」
Ⅰ.童話音楽の献立表
Ⅱ.絵に描いたような子供らしさ
Ⅲ.はた迷惑な微罪

「3つの新・子供の音楽集」
エリック・サティ・ピアノ全集 第7巻(全音楽譜出版)より
高橋アキ 校訂
秋山邦明 監修・解説・訳詞

エリック・サティ(1866~1925) サティは子供が好きだった。彼は子供たちにたいしては、とっても丁重だった。赤ん坊にさえも、そうだった。
自分が晩年ずっと住んでいたアルクイユ=カシャン地区の子供たちを、毎週木曜日の午後に集めて、ドレミファを教えたり、日曜日にはピクニックに連れだしたりした。そして、子供のための音楽を作曲した。《童話音楽の献立表》や《はた迷惑な微罪》はそうした作品である。
この頃、ドビュッシーは《子供の領分》、ラヴェルは《マ・メール・ロア》で、大人の世界に子供の夢を詩的に語ろうとした。サティはちがう。小っちゃな手の子供たちがひける「子供の音楽集」を作曲したのである。
                             

秋山邦晴 [エリック・サティ ピアノ全集 第7巻(全音楽譜出版)解説より]